森川鉄道(架空)

森鉄の路線の話

森鉄の各路線の運転・系統・風景等の説明です。
旧「路線メモ」からの転載・追記等となっています。

多治見線

多治見線は、もともと愛岐鉄道が計画し、資金難となり消滅した(RM LIBRARYの本文中より)ルートを利用し、
地元の資金援助などを受けながら1951年に開通させた路線です。
当初よりJR直通列車の森川乗り入れを念頭に建設されたので、新規区間に関しては高規格路線となっていますが、
愛岐鉄道および笠原鉄道の一部区間(ともに免許のみ取得されていた)を転用した区間、
具体的には滝呂町から品野までの区間に関しては、単線・低規格で併用軌道も点在し、ダイヤ作成上のネックとなっています。

・運転(長距離)

まず、多治見線の主目的たる、JRからの乗り入れ列車についてですが、
その多くが朝(4:00〜7:00)と夜(19:00〜22:00)に多治見線を通過します。
これは、多治見線を通ってJR線に乗り入れる列車の殆どが信州方面への列車であり、
信州を夕方出て森川へ朝到着する列車・森川を夜に出て信州に朝到着する列車が多い為です。
一方の貨物列車は、1日5〜6本が通過し、そのうち1本は笠原駅始発の陶器輸送列車です。
これらは、10時過ぎと16時過ぎに立て続けに通過していきます。

・運転(社線内)-系統

多治見線は看板列車の都市特急「サンライナー」が毎時1本(朝夕2本)設定され、
多治見・笠原から森川へのアクセスに役立っています。
また、全車指定の特急「織部」は、中津川で急行「きそこま」に連絡するダイヤが組まれており、
座席指定の特性を生かして線内の短距離輸送においても高い支持を得ています。
多治見始発の急行列車はすべて蔵屋敷行き、快速は1日に4本が中津川から乗り入れ、1本は美濃太田から乗り入れます。
普通列車は殆どが瀬戸線直通、朝夕の一部が笠原行きです。また、森鉄印場始発の普通列車があり、
急行・快速はすべてこの普通列車に接続します。印場始発の普通列車は蔵屋敷行きとなります。
水野瀬戸口〜森鉄印場間には普通列車は走らず、急行・快速はこの区間の各駅に停車します。

・運転(本数)

多治見線は最大で1時間16本(上下・区間列車含む)の列車が運転されます。
単線区間の滝呂町-品野間は、最大1時間10本となっており、
この時間帯を含めても、まだダイヤには多少余裕があります。
しかし、実際は貨物の入換やJR乗り入れ列車の遅延等により、若干密度が高くなる事もあります。
ラッシュ時以外では、全線でだいたい1時間12本程度(単線区間においても10分に1本程度)しか走らないので、
JRが企画する臨時列車や、団体臨時列車の入線にも応じられる程度の列車密度となっています。

・沿線風景

多治見線は名東市が起点となっていますが、運転系統上の始発駅は蔵屋敷駅です。
蔵屋敷から丘陵地帯を越えてきた路線は、名東市で名古屋線と多治見線に分かれます。

名東市駅を出るとすぐに矢田川を渡ります。そして、名東市延伸の際放棄された旧線と交わり、右に急カーブを描きます。
大森を過ぎると半地下となり、名鉄との接続駅、森鉄印場に到着します。
毎時1〜2本の普通列車がここで折り返します。ここからは急行も各駅に停車します。
森鉄印場は保線基地を有し、単調な駅ながら賑やかなのも特徴です。

旭市・志段味・旭台と緩やかな高台を走り、水野瀬戸口駅へ。
瀬戸線分岐駅となっており、ここから再び普通列車が走る為、
急行は再び俊足を発揮します。

水北・穴水橋を過ぎると、車窓には緑が広がります。
穴水橋付近では道路線路が沢を挟んで並走する箇所が点在し、森鉄電車にカメラを向ける人がたいへん多く見られます。
次の品野との間にトンネルは無く、山に沿うように進むので、線形が非常に悪く、
品野駅手前には森鉄で一番のカーブもあります。

品野駅は山間の町外れといった趣で、乗降客もそこそこ多い駅です。
ここから線路は単線となり、渓谷地帯をゆるゆると進みます。
上品野手前には品野の市街を抜ける為、国道上を走る併用軌道があります。
上半田川はトンネルの間にあり、通過列車も多いので、ホームには柵が設けられています。

トンネルをくぐると笠原に到着します。
笠原は機関庫と貨物駅があり、東鉄線の駅も隣接し、また連絡線等もあります。
あまり広くは無い構内に、様々な設備があり、丹念に観察をするファンの姿も見られます。

笠原から滝呂町までは、東鉄線と線路が並走します。
滝呂町の駅には小さいながらも貨物駅があり、東鉄線の車庫もあります。
滝呂町を過ぎると、再び線路は複線となり、高規格となります。

谷をトンネルで抜け、大畑・京町と止まります。
沿線にはマンションなどが見え、多治見圏内に入ったことが伺えます。
車窓が開けて本多治見に停車。東鉄の終着駅となっています。

本多治見からすぐに土岐川を渡り、堤防からそのまま築堤へ上がり、多治見駅です。
森鉄の車庫も兼ねもち、行き先別にホームを持ちます。
また、駅手前から車庫に沿って弧状に曲がる線路と、築堤へ上がる手前で急カーブを切ってJR駅に入る線路があります。
前者は乗り入れの優等列車が使用する線路であり、JR改札から通じるホームもあります。
後者は貨物列車と太多線からの乗り入れ列車が使用する線路であり、太多線の列車は多治見でスイッチバックをして森鉄線に乗り入れます。



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