森川鉄道(架空)

EF64型



・森鉄での設定

森鉄の主力機関車は、創立の頃からEF14型が担ってきました。
しかし、1980年代に入り、国鉄が貨物輸送を整理すると、森鉄に乗り入れてくる貨物列車も、
今までの雑多な貨車を少両繋ぐ編成からコンテナによる長大編成に変化し始めました。(最近はコンテナ車の突放は禁止のようで…
そうなってくると、戦前生まれのEF14型は運用に無理が生じ、老朽化による疲弊も重なって、故障が相次ぐようになりました。
また、その代走として足の遅いDD51型や力のないEF58型が長大貨物を牽いて本線走行をする機会が増え、
本線森川付近の過密ダイヤをさらに圧迫する要因となりました。
同時期、森川では大規模に開発が進み、貨物需要が急増する様相を見せていました。

森鉄は旅客用としてEF15型、貨物用としてED75型とEF81型を新たに購入し、とりあえず運用に入れました。
しかし、森川の開発の勢いは物凄く、現状の機関車達ではいずれ需要に対処できなくなるのではないかという懸念から、
森鉄は1987年、EF64 37とEF64 1029を導入することを決定しました。

当初は両者混同して使う予定でしたが、0番台と1000番台では運転操作が異なるのでは?という運輸区長の発言から、
37は旅客用、1029は貨物用として就業しました。(整備区からはクレームが付いたそうですが
1029は整備上の観点から、手すりが細い物に替えられ、屋上にも小型の手すりが設置されました。
37は1029と総括制御する都合上、スカート周りが加工されました。
導入時より、周囲からはEF14型はそろそろ引退するのでは?と囁かれてきましたが、
社長をはじめ整備区の職員の努力により、EF14型は続投を表明し、
EF64型と仲良く手を組んで重量貨物列車を引き出す姿も見られます。

37は現在、定期運用として森川-多治見-松本間の急行「おんたけ」の運用に就いており、
間合いとして臨時列車の牽引や主に中央線乗り入れの快速・急行列車を牽いています。
37が不調の時はJRで暇な機関車が代走として入ります。
一方、1029は定期貨物列車として主に稲沢-小原橋の貨物列車を牽引し、
基本的には旅客列車の牽引はしませんが、EF58型の代わりに夜行の東海道急行「駿河」などを牽くことがあります。

・模型に関して



・EF64 37
\3000-で手にしたマイクロエース製の中古車。
想像を裏切る静粛性と走行性能を併せ持つ機関車で大満足です。
ただ、中古品らしく、車輪には黒い煤のようなものがべったり付着し、ライトが片方切れてました。
分解・清掃して、ライトはストックも持っていないので諦めて組み立てたら、なんと復活しました(・∀・
接触不良だったのかな?ねじ止め動力で接触不良とは大したもんだと…
前面に多少手を加えた程度で、殆ど前所有者の仕様のままです。

・EF64 1029 いいお肉
オークションで格安で入手した、TOMIXの旧製品。
超安価での出品で3日前から落札まで入札は私だけでしたし若干不安もありましたが、
値段とTOMIX製1000番台ということで、結局そのまま落札、入線の運びとなりました。
手にしてみると、これが新品同様の美品。その上、分解してみると丁寧に油が挿してあり、
前オーナーのこの機関車に対する愛情を感じました。
前面を中心に、手すりの別体化、屋上手すりの設置、足回りの改造、速度検出装置取り付け、テールライトの加工等を施し、
クリーム色の部分はGMの塗料で塗り直しました。
また、屋上避雷機は森鉄仕様の銀色としました。
走行は丁寧に動かせば、TOMIX旧製品らしいジージーもあまり感じず、
思いの外滑らかに走ります。前オーナーの素晴らしい整備のお陰だと感じます。


車両風景


▲購入時の状態に、スノープローだけ装備した姿。
 TOMIXらしい小さなテールライトや、一体型の手すりが確認できます。


▲EF64 37はJRにしても「異色」の存在。
 端正な面構えは、沿線からの評判も上々である。


▲前面の栓受は塗り分けたほうが実感的。いずれ施工します。
 思ったよりヘッドライトに挿した銀色が効果的です。


▲実車の写真を見ると、屋上はオレンジ色錆色?が主流みたい。
 テールライトは1.2mmの真鍮パイプ。動力ユニットと干渉するので裏側は極短く切断してあります。


▲森鉄客車を連ねた急行「おんたけ」は深夜に信州を出発し、早朝に森川に着くビジネス列車。
 運行主体はJRで、EF64の他にED76などが牽引することがある。



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