森鉄の車輌についての話
・JRや他民鉄からの購入について
森鉄は民鉄としては線路条件に恵まれており、それなりの速度も出せますし、
何より路盤がしっかりしており、ある程度の規格が必要となるJR車がすんなり入線可能です。
そのため、輸送力が必要と判断した時、新しい車輌の開発が間に合わないときなどに、
JRでいらなくなった車輌や他民鉄で余剰となった車輌を購入し、線内に走らせます。
JRからの車輌は森川総合運転所に所属し、民鉄からの購入車輌は各車庫に所属します。
JR車輌の整備が可能なのが総合運転所のみであるからです。
(各車庫については
森川鉄道の話や
森鉄自社製車輌の形式名と色について参照)
また、森鉄車輌は電車・気動車については製作可能ですが、
機関車製造の為の設備や技術者がいないため、機関車は完全に他社からの購入です。
主に国鉄から不要となった機関車を買ってきては、使い勝手のいいように改造していました。
しかし近年は、機関車自体の数が減ってきており、
今後は他社からノウハウを学び、いずれは自社で機関車を作っていく必要があります。
・旅客車の車体長と入線可能線区
森鉄は15m級の車輌から21m級の車輌まで所有しています。
15m以下の車輌は「小型」16〜18m級が「中型」それ以上が「大型」と呼ばれており、
これにJR車「特大」を加えて、それぞれ入線可能線区が設定されています。
森鉄の主要路線は、戦前に軍の通達により国鉄車輌が入線可能な規格にされました。
それらの線区には、「中型」「大型」「特大」の電車が入線可能となっています。
具体的には、本線、名港線、森川港線、西港線の新線、戦中に軍によって建設された多治見線、名古屋線が該当しています。
これらの線区にはJR車が乗り入れるほか、コンテナ貨物の運行も可能となっています。
ただ、本線の新宿駅の、頭端ホームには「中型」の電車しか入れません。
新宿駅頭端ホームは開業時からのホームであり、駅手前には開業時からの線形、
とても貧弱な線路と急カーブが存在しているためです。
また、多治見線の北部では、瀬戸線からの「小型」車輌が走ります。
千林線、湯の森線は「大型」「中型」「小型」が入線可能です。
千林線の併用軌道を走る大型の電車は森鉄の名物です。
また、空港線・西港線旧線には「大型」「中型」の電車のみが入線可能です。
上社線・紅葉線は地下鉄乗り入れ路線であり、地下鉄乗り入れ仕様の車輌しか入れません。
また、上社線に関しては蔵屋敷駅から急カーブ・急勾配で東山線に接続する為、
「中型」の中でも16m級の電車しか入線できません。
東町・市内線と瀬戸線は「小型」車輌のみが入線可能です。
どちらももともとが軽便鉄道だったこともあり、急曲線急勾配が点在し、
市内線に関しては基本的に路面電車であることから、入線可能車輌がかなり限られます。
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