森川鉄道(架空)

栄町1002号車



1002号車について
1002号は栄町鉄道が戦後に特急用として製造した、20m級2扉クロスシートの電車です。
製造された当初は、栄町から半島方面への行楽特急として活躍していました。
その後、後継のパノラマ特急車が登場すると、活躍の場を失い、
栄町鉄道の各支線を転々とした後、記念橋電車区に配置され豊岡電車線へ入線するようになりました。

当時の豊岡電車は、14〜17m級の小型車を連ねた運用が主であり、
国鉄に比べて優位に立っていた栄町方面の急行がやや混雑しはじめた時期でした。
そこで、1002号は、同時期に記念橋電車区に配置となった1052号と組んで、
豊岡町-万松寺間の急行運用に充てられました。

もともと特急用として製造されたため、快適な車内設備を持ち、
乗客には非常に好評でしたが、勾配に弱く、
混雑すると規定のダイヤに乗っかれないという欠点を持っていました。
それでも、平地での高速性能は当時の豊岡電車内では最高であり、
スノープロウ装備なので雪にも強く、しばらくは急行運用として活躍しました。

その後、後継車の登場によって急行運用からは降りたものの、
快適な室内設備と豊富な席数によって利用者からは歓迎され、
1日1往復ある豊岡町-栄町間のロングラン普通列車に優先的に充当されるなど、元気な活躍を見せています。


△峠には弱いが、ひとたび山を下れば俊足を発揮する。

模型について
模型は、森川鉄道8000系電車の塗り替えです。
もともとの種車は身延線キットの部分停屋根モハ。
重ね塗りのため、ぼってりとした感じになってしまったのが残念。


△相方と組んだ姿。この時はまだ運用に入る前であり、幕が入っていない。


△右に並ぶのが1053。


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