森川鉄道(架空)

北恵那鉄道デ1型


・北恵那鉄道

北恵那鉄道は、国鉄中津川駅の裏にあった「中津町駅」から、
木曽檜などの産地、付知町のはずれの「下付知駅」までを結んでいた、電化私鉄です。
主に、沿線の貨物輸送と旅客輸送、特に木曽檜をはじめとする木材の輸送や製紙工場関連の輸送を行っていました。
最盛期には中津町駅が貨車であふれてしまうほどの取扱量を誇っていたといいますが、
沿線道路の整備により旅客・貨物共取扱量が減少、1979年に全線廃線となっています。

線路跡は、国鉄中呂線の建設に利用される予定だったのだそうですが、
中呂線は実現せず、今もあちらこちらに遺構が残っているのだそうです。

・デ1型

デ1型は、北恵那鉄道が開業に当たって用意した電動車です。
梅鉢鉄工所製の、ポールを持つ単車でしたが、後にボギー化されZパンタが載せられています。
デ1〜デ5(4は無かった)の4両が用意されていました。
前述のように、貨物輸送が多かった同線で使用するため、ギア比が低めに設定されており、
客車と貨車を一緒に引っ張る写真もたくさん残されています。
(その代わり速度は出なかったらしく、“北恵那は日本一遅くて日本一運賃が高い”なんて言葉も残されています)
しばらく主力として活躍しましたが、名鉄傘下に入り、
名鉄からの中古車が来ると4両の仲間のうち3両が廃車されます。
しかし、力があり使いやすかったため、貨車の入れ替え用にデ2型は廃線まで活躍しました。

(資料:RM LIBRARY No.32 北恵那鉄道)



・模型に関して

模型は、プラ板からのフルスクラッチです。
同車特有の“馬面感”を出すために、動力の幅を切り詰め、車高もかなり下げました。
末期の姿を再現してあります。そのため、パンタグラフはZパンタ、ヘッドライトも屋根から浮いたものとなっています。
製作記もあります。よろしければご覧下さい→北恵那デ1型の製作



社紋は、実はGMの阪神用のインレタです。
よーく見ると違うけど、よーく見れるのは製作者ぐらいしかいないしネ。
鉄コレ動力・マグネマティックカプラー装備。実車同様、低速で貨車を入れ替えて遊べます。



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