森川鉄道(架空)

北恵那鉄道デ1型の製作


まずは、動力から作り始めます。
北恵那デ1型はかなり馬面な印象があり、また路面電車の台車を履いているため車高が低いんですね。
だから、その姿を再現するために、動力サイズをベースに“ぎりぎりの所”で設計する必要があったんです。
簡単な図面を基に、CADで線を引いていきます。


図面ができました。
コレをスプレー糊でプラ板に貼り付けて、抜いていきます。
屋根の構造は、10枚のプラ板を重ねて上からパテを塗っていく手法。
これを艦船模型の世界では「ブレッド&バター工法」というのだそうです。


前面は3枚張り重ねで二段窓を表現。
もうちょっと上手く抜ければなぁ…


側板も抜いていきます。
中桟が細いッ(^^;


パーツが揃いました。
ここまでくれば、後はGMのキットを作るのと変わりません。


動力に車体をかぶせてみました。
車高もかなり低いです。いい感じ。


恐らくこの子を作る上で最大の難関だった、前面の手摺(?)部分です。
ちゃんと冶具作ってやってるんですけどねぇ。
手前に転がってるのはこちら側の面を作る過程で出た仕損品。歩留率が…(^-^;


台車はブリル76-Eというものを履いているのだそうですが、似ている部品が無いので自作しました。
鉄コレ台車に付属のブリルの真ん中を切り取って、バネ部分をプラ板で作ります。
この時、台車を上下逆さまにして、レールと擦る部分を部分を削っておきました。
こうすることで、台車中心は変えずに台車の位置を下げることができ、
車高を下げても台車枠と干渉することが無くなります。


おへそのトロリーを巻き取る機械を作ります。
プラ丸棒と真鍮パイプで形を作り、パイプの穴の中に接着税を充填して作りました。


真鍮線も使って、車体の鉄板部分を再現します。
Zパンタはお友達からいただいた岩橋商会の貴重品。
くみたてにかなり難儀しました。


プラ材等を使って、車体を仕上げていきます。
ベンチレータは客車製品の残り物。
随分電車らしくなりましたねぇ。


塗りました。
所々塗りの腰があるけど、今の腕じゃこれが限度。
屋根はジャーマングレイ、黄色はダークイエロー、緑はガンダムの緑です。


番号と社紋を入れ、ヨゴシをして完成♪
実車のイメージから、かなり強めに汚してあります。


完成記念に製作中だった笠原鉄道のキハ1型と並べました。
この角度だとヨゴシ具合がよくわかりますね。

→北恵那デ1型(完成した姿)

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