森川鉄道(架空)

3000系の製作

3000系は、ペーパーボディで、ペーパールーフ構造としました。
折り曲げは窓抜き後に行いましたが、屋根曲げに苦戦した挙句、よれよれの屋根板になりました。
Nゲージのペーパールーフとするなら、窓抜き前に曲げたほうが良いみたいです。
全面は紙の図面に書いた寸法と角度をCAD上で計算して図面化。スカートと顔は別々です。
案外接合部も目立たず、ここはとりあえず成功です。

因みに、塗料は、GM14番とタミヤの航空カラーAS14(オリーブグリーン)としました。




事故?いえ、違います。そもそも車体と床板を止める高さが異なります。
削って、貼って、固めて削って、それでも高さが異なる分は「妥協」で解決しました。
妥協・塗装後の写真は↓


動力は手元のGM製。フライホイールなんか無いし、走行もジージーですが、
分解も何度もやってるし、何より内部がシンプルで分かりやすいので、
私は今でも買い込んで愛用しています。

…鉄コレの20m級が出たらどうなるか分かりませんがw



座席と床板の製作です。
車体と床板はねじ止めとしました。分解・整備も容易です。
オモリの上に床板を接着(タミヤのXF-9:ハルレッドです)し、座席はひとつひとつ手作りです。

座席の製作ですが、まず5mm幅のプラ板に5mm毎に線を引き、
適当に切った(ここら辺がいい加減)プラ棒を緑キャップで接着します。



んで、プラ棒をガイドに切り出し、長すぎるプラ棒をカットします。
座席は微妙にリクライニングさせた状態にしたいので、ケツの部分も斜めにカットしておきます。



ゴム系ボンドで接着後、まず全体をタミヤXF-67(NATOグリーン)で塗装し、
窓側の断面はXF-9(ハルレッド)で、通路側はXF-19(フラットアルミ)で塗装しました。
断面のハルレッドは、補強材と干渉して座席が窓から奥まるのを少しでも目立たせないために、
通路側の銀色は逆に座席があるのを強調するために選びました。
座席カバーは白(XF-2)で、多少乱れても気にせず作業を進めます(写真はこの段階)
最後に、はみ出した部分や色が回ってしまった部分を修正して、室内の完成です。

約90席を塗装しました。若干スケールより小さいですが、(座席の存在含め)気付く人はいないでしょう。



手すりが歪んでるのはご愛嬌…

ライト類はプラ板に穴を開けて真鍮パイプで表現。
銀に塗装後、穴の出口に木工用ボンドを盛り、上を向けたまま乾かします。
そうすると、ボンドの固着時に肉痩せ(?)が生じてイイ感じに中に入り込み、レンズが出来上がります。
内側のヘッドライトは無塗装、外側は固まったボンドにクリアレッドで色指しをします。

多治見方前面連結器は、KATOカプラーを真鍮線で固定し、
スカートを軸にして左右に首を振ります。
固定方法を図に示すと↓のようになります。

原理はバットを短く持つのと同じです(か?)
ケーディカプラーにも似てますが、もちろん自動開放はしません。
実験したところ、機関車牽引でミニカーブを通過しましたが、ミニカーブS字はちょっと無理っぽかったです。
真鍮線なので、強度的にも心配ですが、今の所大丈夫ですし、
真鍮線を植えたプラブロックを車体側に固定してあるので、修理は無分解で行えます。

この連結器、案外使えそうなので、今後もどんどん採用していこうと思います。

図の色配置が模型と逆になっているのは…(略


以上、未熟者の乱文ですが製作報告でした。
少しでも皆様の模型製作に役立てることができればと思います。


このページの上へ戻る